世界が震えた感動作！映画史に刻まれる最も純粋で美しい愛の物語
今回はちょっと気になった映画をご紹介。
「ラ・ラ・ランド」と争い、
アカデミー賞に輝くヒューマンドラマ。
貧困地区で育った黒人男性の紆余曲折ドラマを、
少年期・ティーン期・成人期の３パートで綴る作品。
「ムーンライト」(日本では2017年公開)が、
huluで配信中！
(2019年2月25日現在)
第74回ゴールデン・グローブ賞では作品賞を受賞、
第89回アカデミー賞では
作品賞・脚色賞・助演男優賞（マハーシャラ・アリ）の3部門受賞。
そして、
出演しているマハーシャラ・アリが再び、
映画「グリーンブック」で、
2019年/第91回アカデミー賞助演男優賞受賞！！！
カーネギーホールに住む天才ピアニスト”ドクター”を演じ、
２度目のオスカーを受賞！
これからますます活躍が楽しみな俳優さんです。
LGBTQをテーマにしたラブストーリーが作品賞を受賞したのは
アカデミー賞史上初。
歴史に残る快挙となった！
本作品は、
※戯曲
「In Moonlight Black Boys Look Blue
（月の光の下で、美しいブルーに輝く）」が原案。
長編2作目となるバリー・ジェンキンス監督によって映画化。
(※舞台で観客を前にして俳優が演じる劇。
一番わかりやすい作品で言うと、
シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」など。)
戯曲家タレルと、監督バリーは同じマイアミ出身で、
当時知り合いだったわけではないが、
２人は偶然にも同じ小学校と中学校に通い（学年は違う）、
同じリバティ・シティ公営住宅で育ったんだそう。
さらに注目すべき点は、
本作のシャロンと同様、
２人共が重度の麻薬中毒者である母親に育てられたこと。
この奇妙なリンクによって、リアルで美しい心揺さぶられる傑作が誕生！
エグゼクティブプロデューサーはブラッド・ピット。
自身が創設したプランBエンターテインメントで製作。
キャストには、主人公の母親を『007』シリーズのナオミ・ハリス、
少年の面倒を見る麻薬ディーラーを
人気ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」に出演する
マハーシャラ・アリ。
そして、主人公シャロンのそれぞれの時代を3人の俳優が演じ、
同じ内面を感じさせる“目”を持つ3人が選ばれている。
印象深く力強い目によって、
シャロンというキャラクターが完成されたんだそう。
名前はシャロン、あだ名はリトル。
内気な性格で、いつもひとりぼっちだった、、、
学校では“オカマ”と呼ばれ、
いじめっ子たちから標的にされる日々。
その言葉の意味すらわからないシャロンにとって、
心の支えは麻薬ディーラーのフアンと、
同級生のケヴィンだけが唯一の友達だった。
高校生になっても何も変わらない日常の中で、
ある日の夜、月明かりが輝く浜辺で、
シャロンとケヴィンは初めてお互いの心に触れることに、、、。
所々に出てくる文学的なセリフ、俳優の演技、映像の
すべてに惹きつけられる作品です。
＜主なキャスト＞
★シャロン(ブラック)役トレヴァンテ･ローズ(29)
主人公であるシャロンの20代を演じる。
テキサス出身。
2012年に俳優のキャリアを始めたばかりだそうですが、
演技力には定評があり、『ムーンライト』の演技で
インディペンデント・スピリッツ・アワード賞にノミネート。
また、大学生時代には
南北アメリカ大陸のジュニア陸上選手権で400メートルリレーの選手として出場し、
アメリカに金メダルをもたらした過去もあるんだそう。
★大人になったケヴィン役アンドレ･ホランド(39)シャロンの幼い頃からの友人。
もともと舞台俳優出身で、
11歳の頃から様々なミュージカルに出演しているベテラン。
NYUで美術博士号も取得。
★テレサ役ジャネール･モネイ(33)居場所のないシャロンを暖かく受け入れる女性。
歌手としての活動がメインですが、
本格的な演技は本作品が初めてなんだとか。
★10代シャロン役アシュトン･サンダーズ(23)16歳のシャロンを演じる。
ロサンゼルス出身。
シカゴの大学で演劇を専攻。
★10代ケヴィン役ジャレール･ジェローム(21)
★ポーラ役ナオミ･ハリス(42)シャロンの母親。
麻薬中毒者でシャロンに暴力を振るう。
イギリス出身。
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズでの
ティア・ダルマ役や、
「007」シリーズでのイブ・マネーペニー役が有名。
★フアン役マハーシャラルハズバズ･アリ(45)保護者のいないシャロンのとって
父親的存在のドラッグティーラー。
2008年の映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」での
演技が注目され、活動の幅を広げる。
2016年には「ハウス・オブ・カード 野望の階段」で
エミー賞にノミネート。
アメリカで放送中の主演ドラマ
「TRUE DETECTIVE／二人の刑事 シーズン3」も高く評価！
