huluオリジナル/元PIXARアートディレクターの日本人ら製作、米アカデミー賞ノミネート短編作品とは? 東京では監督を迎えたイベントも!!!

huluオリジナル/元PIXARアートディレクターの日本人ら製作、米アカデミー賞ノミネート短編作品とは? 東京では監督を迎えたイベントも!!!


2015年、第87回米アカデミー賞短編アニメーション部門ノミネートされた、
短編作品『ダム・キーパー』。
本作は大気汚染に覆われた世界を舞台に、
汚染された空気を風車で村の外側に追い出す役割を担う内気なブタと、
天真爛漫なキツネとの関係を描くファンタジーなストーリー。
かわいらしい動物達の姿は、まるで現代の私たち人間に例えられている様にも見えます。
環境問題や人間関係などのさまざまな社会問題を動物を主人公としたアニメを使って
訴えているかの様にも見えてきます。
絵的にはかわいいけど、見ているとちょっと考えさせられる作品です。

単なる娯楽や芸術のアニメではなく、人々の心に訴えるアニメとして
子供から大人まで絶対見ておいた方がいい作品だと思います!!!

その世界に新たなシリーズとして、
「トンコハウス」に加わったエリック・オーを監督に迎え、
本作のピッグ(ブタさん)」とフォックス(キツネさん)が日常で発見する友情や学びを、
可笑しく(おかしく)切なく描くショートシリーズを「huluオリジナル」として配信!!
幼少のピッグがどのようにダム・キーパーになったのか、
主人公ピッグの視点でストーリーが展開されていきます。
このhuluオリジナル作品では、さらに何かを訴えていくのでしょうか!?
Huluオリジナル(Hulu × トンコハウス)
『ピッグ – 丘の上のダム・キーパー』は、
8月4日(金)より毎週金曜日に1話ずつ配信予定、全10話。

 

 

<あらすじ>
ピッグは、黒い雲が押し寄せてくる丘の上に住んでいる。
ピッグのお父さんは、黒い雲の真相を探るためにその中に消えてしまう前に、
息子と町を守るための小さな木製のダムを築く。
そして、町に忍び寄る雲を押し返すダムを回し続ける責務を、幼少のピッグが担うことになる。
まだ小さくて一人ぼっちのビッグは、フォックスとの友情から、家族のような愛情を発見し、
町の人々への思いやりを絶やさない。
同時に、父親がいなくなってしまった欠落感をいつも感じていて、
父親を探したいという欲求と町を守らなければいけないという責務との板挟みに、
葛藤を抱えて育っていく。

昔懐かしい、子供の頃に読んでいた絵本の様な描写、
本作よりも柔らかいタッチのアニメで、
表情がなんとも言えず可愛く、
大人も夢中になるアニメ。
見た人は必ずキャラクターたちの虜になるはずです!
キャラクターのグッズが欲しい!!
時にはクスっと笑える、心温まるストーリー。

そもそも「トンコハウス」とは??
堤大介とロバート・コンドウの二人が設立したアニメーションスタジオ。
ピクサーでアートディレクターとして、
『トイ・ストーリー3』や『モンスターズ・ユニバーシティ』のアートワークを手がけた
二人が、純粋につくることを楽しみ、
チャレンジし続ける環境を求めて2014年に新たなスタートを切る。

 

 
そんな二人が2013年初めて監督としてゼロから制作に挑んだ『ダム・キーパー』は、
2015年のアカデミー賞にノミネートされて日本でも大きな話題になりました。
この作品は、世界各地の映画祭で20以上の賞を受賞し、
ベルリン国際映画祭をはじめ各国の映画祭で公式出品作として多数上映されるなど、
世界から高く評価。

左から堤大介、エリック・オー、ロバート・コンドウ

総監督:堤大介(左)
東京都出身。School of Visual Arts卒業。
Lucas Learning、Blue Sky Studioなどで『アイスエイジ』や『ロボッツ』などの
コンセプトアートを担当。
2007年ピクサー入社。
アートディレクターとして『トイ・ストーリー3』や
『モンスターズ・ユニバーシティ』などを手がけている。
2014年7月ピクサーを去り、トンコハウスを設立。
71人のアーティストが一冊のスケッチブックに絵を描いて、
世界中に回したプロジェクト「スケッチトラベル」の発案者でもある。
総監督:ロバート・コンドウ(右)
南カリフォルニア出身。
ロサンゼルス近郊のアートセンター・カレッジ・オブ・デザインを卒業。
2002年、憧れていたピクサーでスケッチ・アーティストとして
『レミーのおいしいレストラン』の制作に携わる。
その後、背景美術監督として
『レミーのおいしいレストラン』、『トイ・ストーリー3』、
『モンスターズ・ユニバーシティ』を手がける。
2014年7月ピクサーを去り、トンコハウスを設立。
監督:エリック・オー(中央)
アメリカ・カリフォルニア州在住のアニメーター・監督。
韓国のソウル大学にて美術を専攻、学士資格を修めた後、UCLAにて修士号を取得。
2010年にピクサー・アニメーション・スタジオに就職。
アカデミー賞受賞作品である
『メリダとおそろしの森』、『インサイド・ヘッド』、『ファインディング・ドリー』等に
アニメーターとして携わる。
2015年のアカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされた短編映画
『ダム・キーパー』では、作画監督を務めた。
『ピッグ – 丘の上のダム・キーパー』の監督を務めている。
この作品は、原画と動画を合わせて、31,000枚の手描きのフレームで構成。
制作期間は8ヶ月に及んだ。

チームの要所に、短編『ダム・キーパー』に参加したメンバーを配し、
その中には、作曲家のザック・ジョンストンとマテオ・ロバーツがおり、
この作品でも楽曲を提供

トンコハウスの堤大介、ロバート・コンドウは総監督として、制作を監修。
現在、東京・西荻窪のササユリカフェにて、
『ピッグ – 丘の上のダム・キーパー展』展示会開催中!!

『ピッグ – 丘の上のダム・キーパー展』in ササユリカフェ。
2017年7月6日(木)~31日(月)まで。
また、7月末にはエリック・オー監督を迎えササユリカフェでイベントも実施!!

詳しくは下記サイトをチェック!!
公式HP: http://sasayuricafe.com/
最新情報はtwitterアカウント @sasayuricafe